DREGのブログ

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【賛否両論!?】ペーパーマリオ オリガミキング ペーパーマリオシリーズファンの感想と良い点、悪い点

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ペーパーマリオ オリガミキングについてのペーパーシリーズ1ファンから見ての個人的な感想を伝えるブログ記事です。

 

 はじめに

この記事はペーパーマリオシリーズの1ファンである私の感想まとめになります。

購入を検討されている方への一助になれば幸いです。

公式トレーラーで発表されている情報程度の軽度のネタバレを含みます。

ストーリーのネタバレは極力避けますが、「ちょっとでもネタバレあるのは嫌なんじゃい!」とお思いの方はさっさと買ってプレイしてください。

因みに、私の好きなペーパーマリオシリーズマリオストーリーペーパーマリオRPGです。(ペーパーシリーズファンの方はこの内容だけで察せるところがあるかも…)

 

 システム面

ペーパーマリオシリーズでは新しいオープンワールドのマップになっておりますが、通常マップの操作感は過去のシリーズとそう相違ありません。

奥行きのあるマリオストーリー+新要素のカミッペラ&カミの手でフィールドを探索するのが基本となります。また、面によっては砂漠でブーツカー(車)を操作したり、船で海を探索したりもあります。

また、トレーラー等でご存じの方が多いと思いますが、今回のバトルは新要素、360°バトルを採用しており、毎ターンパネルを操作して敵を攻撃範囲に整列→武器を選択してマリオの攻撃→敵の攻撃→パネル操作…といった戦闘システムになっています。(こちらの感想は別で後述します。)

 ストーリー、キャラクター面

メインの大筋としてはいつものようにピーチ姫が開始0秒で敵につかまり、それを救出するといういつものストーリーです。

今回ピーチをさらったのはいつも通りクッパ…ではなく新キャラクター、オリガミキングのオリー王です。ある出来事がきっかけでペラペラの全生命体(特にキノピオ)を憎悪しており、紙や紙でできた生物を折ることでオリガミに変え、新たな命を与えて操ることができるイノチ折りの技術を持っています。こわっ

オリガミ祭というお祭りが開催され、そこにマリオとルイージ(後クッパ軍団も)が招待されたけどピーチ姫がなんかカクカクになってる!!オリーの仕業だったのか…って感じで物語がスタートします。オリーはペラペラ共をすべてオリガミに変え、オリガミの国を作ろうとしているらしく、そのためにとりあえずピーチ城とその周辺のペラペラをオリガミにしてたんですね。かわいそっ

今作のヒロインはオリーのやり方に反発し、次元の狭間に閉じ込められていたオリーの妹、リビアという新キャラです。クッソkawaii(ペーパーシリーズでいうとアンナ枠ですね)

オリガミピーチに捕まったマリオがオリビアクッパを救出し、オリーのもとに向かうとどこからともなく5本の紙テープが城に巻き付き、ピーチ城を山の上に引っ越させてしまう。マリオたちはクッパ軍の飛ばしたクッパクラウンで脱出するも、城の跡地にはルイージの帽子が!ルイージを探そうとするも紙テープに阻まれ吹き飛ばされてしまい、マリオとオリビアクッパとはぐれてしまって…?っていうのがオープニングムービーですね。

リビアは基本戦闘には参加しませんが、新要素カミッペラを使えるようになるカミッペラ袋をくれたり、世界中のいろいろなところにある魔法陣を使ってマリオや自分を変形させることができます。マリオを変形させてカミの手を使うことでフィールドにあるものを操作、変形させることができたり、特定の条件をクリアすることでカミの力を使えるようになり、魔法陣でオリビアをカミに変形させ、能力を使って戦闘やフィールドへの干渉ができます。また、Xボタンで呼び出すことで探索に役立つアドバイスをくれたりします。(クリオやクリスチーヌみたいですね)あとkawaii

戦闘に参加する仲間もストーリーが進行すると加入します。

 

 残念な点

今作では経験値システムはありません。最近のペーパーシリーズではよくあることですが、マリオストーリー、ペパマリRPGが好きな自分としてはここは変えてほしかった。マリオのレベルアップ的な要素としてはフィールドに隠されている最大HPがあがるハート(ゼルダのハートの器みたいなもん)を集めることで攻撃力が微増したり先制攻撃することで戦闘せずに一定ランク以下の敵を倒せます。ここは過去作と同じですね。

・新システムの360°バトルですが、最初は面白いかなと思うものの、途中から飽きてきます。ただただ面倒くさい。そもそも雑魚敵と戦うメリットが薄いのが問題です。前述の通り経験値システムがないので、敵を倒して習得できるものはコインとカミッペラのみです。このコインとカミッペラはフィールド探索で手に入ります。面倒くさいパズルをやって敵を倒してもコインとカミッペラです。もう一度言いますがコインとカミッペラです。せめてアイテムとか…今作では蒐集要素としてフィギュアがあるのですが、せめて同じ敵を100体倒すとその敵のフィギュアがドロップする等の要素があればもう少し張り合いがあったと思います。コインとカミッペラです。

・装備品をつけることでマリオの攻撃力が上がったり、とげ付きの敵をジャンプで踏めたりできます。が、この装備品は消耗品です。だいたい10回も使えないうちに壊れます。少ないコインを使う要素の一つではありますがこれのせいでテンポが悪い。スーパーシールの件を反省していないのがよくわかりました。

オープンワールドが合っていない。そもマリオの移動速度が遅く、移動の遅さにイライラします。その割に何度も同じところを行ったり来たりさせるイベントがあって面倒だったですね。高速で移動できる手段はありますが、砂漠の面の車くらいで、これも探索のためにいちいち乗り降りするのが面倒くさく、砂漠の面でしか使えません。ウサギドリンクという移動速度が速くなる(2倍くらい?)アイテムがありましたが、販売店舗の周辺でしか使えず、50コインで30秒くらいしか持ちません。中盤終盤で持ち運べるようになるのかな?と思いましたがそんなことはなかったです。舐めてんのか?って思いました。チビヨッシー!助けてくれぇ!

・オリジナルキャラ規制の弊害があるな。と思いました。まことしやかに言われていることなんですが、クリオやクリスチーヌ、カメキやノコタロウ、ピンキーやバレルさんみたいな敵キャラクターが個性的な見た目の味方に!っていうの、今ダメみたいなんですよね任天堂の方針で。なので今作の戦闘に参加してくれる味方キャラは(トレイラーでご存じかと思いますが)、簡素なボムへいカメックとかなんですね。みんないいキャラではあったんですが、パレッタなりレサレサなりビビアンなり、名前がついていたほうがもっと好きになれたなと思いました。これも過去作と同じ流れですね…。ボム平さんとか大好きではあるんですが・・・

 

 良かった点

ストーリー、キャラクターがいいですね。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、オリビアの苦悩、挫折を経ての成長とラストの展開は正直泣きました。その願いはお前ー!!!!!卑怯だぞ!!!!即2周目やったわ!!バーカバーカ!好き!

脇を固める味方キャラクターや敵ボス、モブキャラもいいですね。マリオはダメージ受けたときとか断末魔でしかしゃべらないのでオリビアがリアクションするのですが、掛け合いも面白く、敵のキャラもたっていて良かったです。缶詰め☆パーティートリオすっこすこの好き。それと折り紙折ってみたくなりました。カミとか折れんのかなあれ職人が折って10万RTとかされるんだろうなー

エグイ描写も紙だから!でCERO通したな?って感じのダークなネタも多くて面白かったです。所謂黒い任天堂ってやつですね。キャラを全身バラバラに切って敵のメイン武器として使う展開も紙なので全年齢向けですね?はい。

やりこみ要素が多いのもいいですね。世界中にひどい目に合ってるキノピオがいるんですが、それらを助けてあげることで助けた数に応じて博物館で設定資料が見れるのが新しいなと思いました。こういうのって集めたくなりますよね。前述したフィギュアもかわいいので探しちゃいます。ところで100階ダンジョンは?あっない…ふーんまああってもこのバトル方式ならなくても良いか!

悪い点でけちょんけちょんに書きましたが、ボス戦のバトル方式は楽しいんですよね。特にカミの手フィニッシュはそこだけずっとやりたいです。通常戦とは違うリング方式に加え、ボスの能力で進行妨害、パネル破壊などもしてくるので考えるのが楽しかったです。キノピオタウンで倒したボスと再戦もできるのはいいですね。

 

  総評

マリオストーリー、ペパマリRPGへの回帰は残念ながら無かったですが、個人的には満足かなと思いました。自分のような面倒くさい懐古厨でも満足できたので、過去作で止まってる方も満足できる出来だと思います。

減点方式だとそこまで伸びないけど加点方式だと割と高めなゲームだと思います。

Today`s DREG Point

83点!(HIKAKIN風)

 

オリガミキングの評価がペーパーシリーズ最低と聞いてこの記事を書きましたが、そこまでひどい出来ではないかなと思います。プレイする際は全力で雑魚敵から逃げてください。楽しめます。(※稀にカミの手魔法陣を落とす敵がいたので詰まったらオリビアに聞いてみましょう。)

読んでくださってありがとうございました。

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